癒しの離島を求めて

津堅島

津堅島のにんじん

私が津堅島について調べた時に一番最初に知ったのが、津堅島のにんじんはとっても美味しいということ。
津堅島は別名【キャロットアイランド】と呼ばれているほど、にんじんがとても有名なんです。
確かに、津堅島にはにんじん畑がとても広範囲に広がっているし、にんじんをモチーフにしたものが島のいたるところに発見することが出来ました。

そんな津堅島のにんじんについて、少しまとめてみました。

 

津堅島にんじんについて

津堅島のにんじん栽培は歴史が古く、1979年に国からにんじん産地を受け、そこから津堅島にんじんの歴史が始まりました。
津堅島のにんじんは県内のみならず、全国から注目されています。
県外へ出荷されることも多く、収穫時期以外では島の人も食べれないほど貴重なものなんです。

津堅島にんじんが美味しい理由

ではなぜここまで津堅島のにんじが有名になったのか。
それは津堅島の環境が大きな影響を与えていました。

にんじんを育てるには、水はけのいい赤土が適しています。
そして津堅島の土は、島尻マージと呼ばれる赤土なので、にんじん栽培にぴったりなのです。
また津堅島には周囲を海で囲まれているため、ミネラルを多く含んだ潮風が畑に降り注ぎ、畑の土が豊かになります。
その土で栽培されたにんじんはミネラルやベータカロチンなどをたっぷり含んでおり、栄養価が高く、甘くて柔らかく育つのです。

栄養価が高くて甘みが強い津堅島のにんじんはたちまち人気となり、全国的に有名になりました。

 

津堅島にんじんを使った商品

津堅島のにんじんは【津堅にんじん】として売られていますが、一定の規格が存在します。
ブランド品としてそれは仕方のないことなのですが、天候などにより成長が早まってしまった場合、規格外となってしまうことも多いんだそう。

規格外となってしまったにんじんですが、大きさを除けば味も栄養もなんら問題ありません。
だけど規格外だから売れない・・・。
そんな時、規格外の津堅にんじんをパウダーにすることを生産者の方々が考えつき、そのパウダーを使って作られて商品がとっても美味しいと話題になっています。

津堅にんじんロール

津堅にんじんパウダーを使って作られたのが、【津堅にんじんロール】です。
津堅にんじんの甘みを存分に活かしており、にんじん独特の青臭さは一切なく、にんじん嫌いのお子様も食べられるスイーツになっています。
また洋菓子を食べなれていないお年寄りの方も好きな味なので、津堅島を訪れた際には一度食べてもらいたいです。